金満メッツがV逸なら「史上最大の失敗」 広がる“年俸格差”…最下位球団との差は7倍
メッツは約665億円、アスレチックスは約93億円…莫大な差がついている
今オフのFA市場で目立つ超大型契約。メッツはカルロス・コレア内野手と12年3億1500万ドル(約418億円)で契約するなど補強を敢行し、ヤンキースもアーロン・ジャッジ外野手を9年3億6000万ドル(約478億円)の巨費を投じて残留させた。一方でこういった巨額契約に背を向けている球団もある。米メディア「スポトラック」の公式ツイッターによると、贅沢税を含む総年俸で最上位と最下位球団の差は実に7倍に。ファンから賛否の声があがっている。
総年俸の上位3球団はメッツの5億200万ドル(約664億5700万円)、ヤンキースの3億1000万ドル(約410億3900万円)、パドレスの2億5100万ドル(約332億2800万円)。メッツは来年2月に40歳となるジャスティン・バーランダーと2年8600万ドル(約114億円)で合意。千賀滉大とも5年7500万ドル(約99億4700万円)で契約するなど大補強を展開している。2位ヤンキースとは1億9200万ドル(約255億円)の差がついている。
一方、最も低い側から見ると、アスレチックスが7000万ドル(約92億6700万円)、パイレーツが7700万ドル(約101億9400万円)、オリオールズが8500万ドル(約112億5300万円)となっている。メッツとアスレチックスの差は7.17倍。大きな差がついている。
この事実にファンも続々反応。「ファンはメッツが散財していることに文句を言うが、本当は出し渋るチームを批判すべき」「メッツが優勝できなければ、MLB史上最大の失敗になる」「これがアメリカ社会だ。少数の人間が成功を確約されていて、残り90%の人間にはチャンスすらない」「総年俸下位のチームが一番の問題だ」「下限の設定が必要だ。1億ドル(約132億3900万円)以下のチームはあり得ない」などのコメントが並んだ。
(Full-Count編集部)