エ軍アデルは「かつてないほど価値が低い」 低迷する有望株…トレードの弾にもならず
エ軍に必要なレギュラー遊撃手…有望株アデルの放出はあるのか?
大谷翔平投手の所属するエンゼルスはこのオフ、2014年以来のプレーオフ進出を目指して積極的な補強を進めているが、MLB公式サイトが掲載した「打線トップ10」で圏外とされるなど、まだまだトップ級の戦力とは言えない。その中で担当記者は、遊撃手のトレード獲得が必要だと発言。さらに有望株と見られてきたジョー・アデル外野手には、もはやトレード候補としての価値もないと酷評している。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番、サム・ブラム記者がファンからの質問に答えたもの。エンゼルスが新たに獲得したブランドン・ドルーリー内野手は内外野を守れるユーティリティ選手で、どこを守るかという質問に「エンゼルスは、汎用性はあるが遊撃手としてプレーするには物足りない選手を多く抱えている。遊撃ではレンヒーフォとフレッチャーがプレーするため、ドルーリーは二塁手として先発することが多くなる」と予測している。
そして強化のため、あと1つ動くとしたらどこの補強かという質問には「良い遊撃手がチームにいてくれたらと本当に思う。レンヒーフォと有望株1、2人で何とか他球団の気を引けないか」とキッパリ。その際狙うべき候補としてブルワーズのウィリー・アダメスを挙げている。
さらに、遊撃手のトレード獲得を狙う際に交換する選手について「アデルらの放出はあるのか」という質問に「今、アデルをトレードするのは賢明なのだろうか。彼の価値はかつてないほど低くなってしまった。もっとできるはずだ」「新しい打撃コーチのもとで打撃を改善し、価値を上げてから出したほうがより利益があるのでは」と指摘。メジャーデビュー3年目の今季、88試合に出場しながら打率.224、8本塁打に終わった23歳のアデルは、もはやトレードの“弾”としても使えないと評した。
さらなるトレードはあるのだろうか。ブラム記者は「エンゼルスのファームシステムには。MLBへの準備ができている選手が全くいない。低レベルの有望株と交換しようとする球団は多くない。そして、エンゼルスも数少ない、才能あるマイナー選手を全て放出するわけにはいかない」とし、エンゼルスには他球団の目を引く有望株がいないことを嘆いている。
(Full-Count編集部)