巨人ウォーカーを追いかける鷹の大砲候補 米独立でMVP、覚醒の裏に元ロッテ助っ人
ホーキンスは今季独立LのMVP…昨季までウォーカーが2年連続受賞した
ソフトバンクが今オフに獲得したコートニー・ホーキンス外野手は今季、米独立リーグで127試合に出場して48本塁打をマーク。MVPに輝いた。今秋のキャンプにテスト参加してホークス入団を果たした29歳は、やはり米独立リーグから入団して活躍した巨人アダム・ウォーカー外野手のような活躍を目指しているという。米野球専門誌「ベースボールアメリカ」が伝えている。
2012年ドラフト1巡目(全体13位)でホワイトソックスに入団したホーキンスは、2018年途中から独立リーグの一つであるアトランティックリーグの「シュガーランド」でプレー。ここで光が差し込んできたという。記事によると、MLB通算206本塁打を放ち、ロッテでもプレーしたピート・インカビリア監督との出会いが大きかったといい「彼は昔ながらの監督で、大好きだし尊敬している。楽しめと言ってくれた」と語っている。
昨年はアトランティックリーグの「レキシントン」でプレーし、91試合で32発と素質が開花する。ここでは球宴3度選出のブランドン・フィリップスとその弟であるPJ・フィリップス監督と出会い、スイング改良と意識改革が施された。ホーキンスは三振を気にせず長打を狙うようになり「インパクトを与える打者として打席に立つようになった」という。
そして今季は48発&125打点で2冠王に。MVPに輝いた。PJ・フィリップス監督は「60本打っていてもおかしくなかった。最後の2週間はまったく勝負してもらえなかった」と語っている。打球の速さも凄まじい。計測できた38本のホームランのうち、16本は打球速度が107マイル(約172キロ)以上。うち6本は110マイル(約177キロ)以上だったという。
シーズン終了後はソフトバンクのテストに参加して、合格を勝ち取った。一昨年と昨年に米独立リーグでMVPを受賞し、今季来日して活躍したのが巨人のウォーカー。124試合で規定打席には達しなかったが、リーグ7位の23本塁打をマークした。「ホーキンスも2023年、同程度のインパクトを与えたいと願っている」と記事は伝える。鷹の新助っ人はどんな活躍を見せてくれるだろうか。
(Full-Count編集部)