年末に引退の決断も… “働き口”なく彷徨う大物たち、戦力外から生き残る道は?
山口俊、井納翔一、増井浩俊、平田良介ら大物ズラリ
2022年も残り1週間を切った。12球団の新外国人選手の補強が進み、ストーブリーグも最終局面に入ってきた。一方で、23日には日本ハムの金子千尋投手が今季限りでの現役引退を発表。ここでは今季限りで所属球団を退団したものの、まだ移籍先の決まっていない“実力者”を取り上げていきたい。
今オフは新天地が決まらない大物投手は多い。巨人から戦力外を受けた山口俊は2019年に最多勝、最多奪三振、最高勝率の投手3冠に輝き、2020年からメジャー挑戦。2021年途中の復帰後は2勝止まりとなっているが、来季はまだ35歳だ。井納翔一は2年前の2020年オフに巨人へFA加入。先発ローテーションの一角として期待されたが、昨季は5登板で防御率14.40。今季も移籍後初勝利を挙げたが、わずか2年の在籍で退団となった。
救援投手でも実績のある投手はいる。通算163セーブ&158ホールドの増井浩俊、通算114ホールドの三上朋也は経験十分。通算71セーブ&78ホールドの秋吉亮は昨オフに日本ハムから「ノンテンダー」となり、自由契約に。今季途中でソフトバンク入りしたものの、2試合登板にとどまった。まだまだ輝けるだけのポテンシャルはありそうだ。
野手では中日から戦力外となった平田良介外野手がいる。2005年高校生ドラフト1巡目で中日一筋17年。広いナゴヤドーム(現バンテリンドーム)を本拠地としながら2011年から6年連続で2桁本塁打を記録。通算105本塁打の実力はまだ生きる道はありそうだが……。
今年もあと6日。27日には年末恒例のTBS系「プロ野球戦力外通告」が放送されるが、年末を区切りとして引退を決断する選手も出てくるだろう。去就に注目が集まる実力者たちは一体、どのような決断を下すのか。
(Full-Count編集部)