山本由伸、管理部長も“困惑”の査定 球団最高6.5億円のワケ「プラスアルファした」

契約更改交渉に臨んだオリックス・山本由伸【写真:橋本健吾】
契約更改交渉に臨んだオリックス・山本由伸【写真:橋本健吾】

26年ぶり日本一へ大きな貢献「それを加味した金額」

 オリックスの山本由伸投手が27日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、年俸3億7000万円から2億8000万円増の年俸6億5000万円でサインした(金額は推定)。球団史上最高額の年俸を手にした右腕について、久保充広球団本部管理部長は「今までにないことを彼はやっている」と、大幅昇給の理由を語った。

 山本は今シーズン、26試合に登板し15勝5敗、205奪三振、防御率1.68の成績を残しリーグ連覇、26年ぶりの日本一に貢献。最多勝などタイトルを総なめし、史上初の2年連続「投手4冠」と規格外の数字を叩き出した。

 契約更改に同席した久保管理部長は、圧倒的な成績を残した右腕に「なかなか、数字には出しにくい金額なので……。当然、彼の活躍を考えるとプラス日本一に大きな貢献をしていただいたので、それを加味した金額です」と、苦笑いを浮かべるしかなかった。

 史上6人目となる、2年連続での沢村賞など、球団にとってもこれまで経験したことがない査定になったようで「(査定項目が)ポイント制になっていないのも、プラスアルファしたのもある。今までにないことを彼はやっている」と語っていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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