マウンド殴って骨折の右腕、“最速左腕”はタトゥーで離脱… 昨年のMLB“珍事件”

ガーディアンズのザック・プリーサック【写真:Getty Images】
ガーディアンズのザック・プリーサック【写真:Getty Images】

被弾した際に右手で地面を殴り、右手を骨折したプリーサック

 MLBの2022年シーズンは、エンゼルス大谷翔平投手が史上初めて投打で規定に達した他、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手がア・リーグ新記録の年間62本塁打を放つなど、様々なドラマが生まれた。また、長いシーズンの中で“珍しい怪我”を負って戦列を離れる選手もいた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が昨季起きた珍しい怪我を紹介している。

 3位に挙げているのが、ヤンキースの人類最速左腕”、アロルディス・チャップマン投手の離脱。脚の感染症のため8月下旬に負傷者リスト(IL)入りした。原因は新しく入れたタトゥーとされており、記事は「残酷な年だった」と伝えている。昨季のチャップマンは途中から守護神を剥奪され、43登板で4勝4敗9セーブ、防御率4.46に終わっている。

 2位はアストロズの右腕、フィル・メイトン投手。レギュラーシーズン最終戦のフィリーズ戦で弟のニック・メイトンに安打を許すなどして1/3回で2失点。降板後にロッカーを殴り、右手小指を骨折した。その影響でポストシーズンを棒に振ってしまった。記事は「あのヒットを一生聞かされることになるだろう」と皮肉っている。

 そして、1位はガーディアンズのザック・プリーサック投手だ。昨年8月27日(同28日)のマリナーズ戦で被弾した際に右手で地面を殴りつけ、右手を骨折。約1か月間戦列を離れた。一昨年には、着ているシャツを破った際に右手親指を骨折し、やはり長期離脱している。「それ(右手親指骨折)を超えるのは不可能かと思ったが、違った!」と記事は解説している。

(Full-Count編集部)

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