人類最速左腕に「オファーなし」 決まらぬ新天地…米記者辛辣「価値あるかわからず」

ヤンキースのアロルディス・チャップマン【写真:Getty Images】
ヤンキースのアロルディス・チャップマン【写真:Getty Images】

チャップマンは昨年、タトゥーが原因とされる感染症でIL入り

“人類最速左腕”アロルディス・チャップマン投手の所属先がいまだ決まらない。全米記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者はツイッターに、タンクトップ姿で投球練習する映像を公開。「ドジャースとパドレスからオファーを受けたという噂は正しい情報ではない。昨日マイアミで、あるMLB球団の前で投球したが、情報筋によるとまだオファーなどはない」と近況を伝えた。

 2022年は途中から守護神を剥奪され、43試合の登板で4勝4敗9セーブ、防御率4.46に終わった。脚の感染症のため8月下旬に負傷者リスト(IL)入りしたが、原因は新しく入れたタトゥーとされている。

 変わらない極太の二の腕とムキムキぶりが際立っているが、ファンは「彼に投資する価値なし」「彼はもう昔とは違う」「彼がニューヨークから出て行ってくれて本当によかった。これでヤンキースはワールドシリーズに勝てるはず」など厳しい声が。一方で「エンゼルス、考えてみない?」「東京にウェルカム」 「ソフトバンク」といった“ラブコール”もあった。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のヤンキース番記者クリス・カーシュナーは、ファンからのチャップマンについての質問に「チャップマンに戻ってきてほしいなんて思っているヤンキースファンなんているのだろうか? (昨季)プレーオフに向けて準備しているときにチームを辞め、ブルペンが大変だったときにタトゥーで感染症になった。その上ここ2年間、マウンドであまり効果的だったとは言えない。スタッツを見ると、衰退している。速球も遅くなり、使う頻度も減った。実際、彼に今どれだけの価値があるのかはわからない」と辛辣だった。

 ニューヨークの地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、チャップマンの去就について「まだ長引く」と報じた。5日(日本時間6日)に元メッツのカルロス・バイエガが、インスタグラムでドジャースとチャップマンを結びつけるような投稿をし、パドレスがチャップマンに2年契約を提示したという噂もあると綴っていた。

 これに対して、ドジャースの地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のマイク・ディジョバンナ記者は「噂は真実ではない。2つの情報筋によると、多くの問題を抱えた左腕にドジャースは関わっていないということだ」とツイート。スプリングトレーニングまで2か月を切ってもFAのままのチャップマンには、多くの注目が集まっている。

【実際の映像】ムキムキは健在… 二の腕際立つ白色タンクトップで投球練習する“人類最速左腕”

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