大谷、大ブーイング敵地で3戦ぶり無安打 チャップマンと全直球勝負も凡打
チャップマンは5球すべて直球勝負、チームは敗れる
エンゼルス大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地ヤンキース戦に「5番・DH」でスタメン出場し、3試合ぶりに無安打に終わった。3打数無安打1四球で打率.309。第4打席にはヤンキース守護神アロルディス・チャップマンとの対決が実現したが、164キロ速球で遊ゴロに打ち取られた。チームは1-2で敗れた。
球場を包む大ブーイングで迎えられた大谷は、4月27日(同28日)に豪快4号ソロを放ったルイス・セベリーノと2度目の対戦に臨んだ。内角球を痛烈ホームランとされていたセベリーノは外角攻めを徹底。大谷は2回先頭の第1打席は一度もバットを振ることなく見逃し三振。続く4回1死走者なしの第2打席もバットを振らずに四球を選んだ。6回1死走者なしの第3打席は初球からバットを振ったが、守備シフトに阻まれて遊ゴロに倒れた。
1-2で迎えた8回2死一塁の第4打席。ヤンキースのアーロン・ブーン監督は“大谷封じ”のために守護神チャップマンを投入。チャップマンの暴投で1死二塁とチャンスを広げ、4球目には大飛球を左翼ポール付近に飛ばして沸かせたが、最後は5球目101.9マイル(約164キロ)速球で遊ゴロに打ち取られた。5球すべて直球勝負に球場は大いに沸いた。
大谷は27日(同28日)に予定されていた先発マウンドを回避。ヤンキース3連戦すべてでDH出場が見込まれている。