打率.148でも年俸1億円…大減俸か一発逆転か 複数年契約の最終年にかける男たち
打率.148の巨人・小林誠司、先発転向のソフトバンク・森唯斗らは崖っぷち
2月1日のキャンプインまであとわずかとなり、選手たちは自主トレで汗を流している。中でも並々ならぬ思いで臨んでいるのが、今季で「契約最終年」を迎える男たちだ。ここまでの契約期間で結果を残せていない選手は崖っぷちから、最終年に一発逆転のチャンスも。反対にここまで好成績を残している選手たちも、最終年に怪我や不振に陥れば大減俸が待っている。ここでは2023年シーズンに複数年契約の最終年を迎える主な選手たちを紹介する。(金額はすべて推定)
楽天の松井裕樹投手は、4年契約で今季の年俸は2億5000万円プラス出来高。昨季は32セーブで最多セーブのタイトルを獲得し、今季も好調を維持したい。巨人の丸佳浩外野手は、5年契約で今季の年俸は4億5000万円。昨季はチーム唯一の全試合出場で打率.272、27本塁打と活躍したが、34歳を迎える今季はさらに成績を伸ばせるだろうか。
中日の大野雄大投手は3年契約で今季の年俸は3億円プラス出来高。昨季は8勝8敗、防御率2.46の好成績で、5月6日の阪神戦では延長10回に初安打を許して完全試合を逃す好投もあった。今季で35歳となるがエースの座は譲らない。巨人の坂本勇人内野手は、3年目まで年俸が固定されている変則的な5年契約の最終年を迎える。昨季は83試合の出場にとどまっただけに、健在ぶりをアピールしたい。
一方で崖っぷちの選手たちもいる。巨人の小林誠司捕手は4年契約で今季の年俸は1億円。昨季は60試合の出場で打率.148、OPS.362、40打席無安打を記録するなど苦しんだ。強肩やリードは高い評価を得ているが、打撃で最低限の結果を残したい。ソフトバンクの森唯斗投手は4年契約で、今季の年俸は4億6000万円。昨季は29試合の登板にとどまり、防御率2.62ながら守護神の座を失った。31歳で迎える今季は、先発転向で心機一転を図る。
(Full-Count編集部)