なぜか沈んだ“WBC最強軍団” 3冠王ら超豪華布陣は「信じられないラインナップ」
ベネズエラは超豪華布陣で06年WBCに臨むも、2次Rで敗退した
3月に実施されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場するベネズエラ代表。中南米の強国は毎回優勝候補の一角に挙げられるが、なかなか勝ちきれない。2006年の第1回大会もそうそうたるメンバーを揃えながら2次ラウンドで敗退した。大会公式ツイッターが「なんてチームだ!」と文言を添えて当時のメンバーを紹介すると、「信じられないラインナップ」「史上最高のベネズエラ代表」と声が上がった。
第1回大会のオーダーは凄まじかった。2番に遊撃でゴールドグラブ賞11度を誇り、通算2877安打のオマー・ビスケル。3番に通算288本塁打&400盗塁のボビー・アブレイユ、4番には2012年に3冠王に輝いたミゲル・カブレラが座る。
下位も強力で、7番に通算打率.309で2156安打のマグリオ・オルドニェス、8番はMLB通算1532安打で2009年には巨人でプレーしたエドガルド・アルフォンゾだ。そして、投手は最優秀防御率3度、サイ・ヤング賞2度を誇るヨハン・サンタナ。ファンは「このラインナップはエグイ」「ワンダフル」「ドリームチーム」とコメントを寄せている。
これだけのメンバーを持ってしても結果は伴わず、2次ラウンドで敗退。最高成績は2009年第2回大会でのベスト4だ。今大会は1次ラウンドで優勝候補のプエルトリコ、ドミニカ共和国と同じプールDに組み込まれた。「死の組」を勝ち抜けられるだろうか。