昨季、奪三振王左腕の“滑りすぎる”スライダー 思わず打者も死球を確信!?
昨季308奪三振でタイトルを獲得したレッドソックスの左腕クリス・セール
レッドソックスのクリス・セール投手が投じた“驚愕スライダー”が話題となっている。27日(日本時間28日)、本拠地ブレーブス戦に先発した左腕は4回1/3、5安打6失点で2敗目を喫したが、驚異の軌道を描いたスライダーの動画をMLB公式スペイン語版ツイッターが「クリス・セールの“スライダー”はワイルド! あなたは打てる?」の文言とともに公開している。
打者も思わず死球を確信した驚異の1球が生まれた場面は2回だった。左打席に入ったブレーブスの先頭マーケーキスへの初球は内角のボールゾーンからストライクになる「フロントドア」の76マイル(約122キロ)のスライダー。背中越しから鋭く滑りくる“魔球”にマーキーケスは思わず体を反転させ、見逃してしまった。
昨シーズンは308奪三振で奪三振王のタイトルを獲得し、17勝8敗と驚異の成績を残したセール。この日は5回を投げ切ることができず敗戦投手となったが、宝刀のスライダーは健在だった。
“滑りすぎる”スライダーの動画を公開したMLB公式スペイン語版ツイッターでは、驚きの声が寄せられている。
「アストロズのアルトゥーベに聞いて」
「こんなの可能なのか!?」
「その球を打つのは難しいだろう」
「セールとミラーのスライダー、どちらが優れている?」
「ラケットでなら(打てる)ね」
今季はここまで12試合に先発し5勝2敗、防御率2.76をマーク。75回を投げすでにイニング数をはるかに超える104奪三振を記録しているセール。シーズン終了後には一体、どれだけの三振数を奪っているのか。今後の活躍にも注目が集まる。