侍ジャパンの難敵が“空中分解” メジャー軍団イタリア、守護神ら辞退者続出で窮地
ブルージェイズ守護神のロマノ、主砲のマンシーニらが続々と欠場との報道
今年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、侍ジャパンと対戦する可能性があるイタリア代表に出場辞退者が相次いでいる。当初はメジャーリーガーが続々と参戦することが見込まれ、今大会から一発勝負になった東京ドームでの準々決勝で強敵になると見られていた。しかし、ブルージェイズで守護神を務めるジョーダン・ロマノを筆頭に、大物選手たちの欠場が報じられている。
イタリア代表は1次ラウンドでは台中(台湾)で行われるプールAに組み分けられ、ここを突破すると東京ドームで行われる準々決勝では、2分の1の確率で日本と対戦することになる。一発勝負の準々決勝で敗れれば、米国での決勝ラウンドには進めないことから、侍ジャパンにとって最も危険な相手と考えられていた。
ドジャースで野茂英雄氏とバッテリーを組んだマイク・ピアザが監督として率い、エンゼルスで大谷翔平投手と同僚のデビッド・フレッチャーやマックス・スタッシーらが参戦を表明している。一方で、主砲を務めると見られていたトレイ・マンシーニ(カブス)の辞退が決まると、6日(日本時間7日)にはブランドン・ニモ(メッツ)、ニック・ベスピ(オリオールズ)、ロマノの辞退も判明した。
それでも、MLB公式サイトの有望株ランキングで30位につけるサル・フレリック(ブルワーズ傘下)が新たに内定。昨季、ルーキーイヤーながらメジャー72試合で打率.295、10本塁打、OPS.833をマークしたビニー・パスカンティーノ(ロイヤルズ)ら勢いある若手選手たちが揃い、難敵であることに変わりはない。まずは、キューバやオランダ、台湾と強豪がひしめきあうプールAを突破できるかに注目だ。
(Full-Count編集部)