ピッチクロック導入を大歓迎「私は凍えていた」 松坂大輔の元同僚が打ち明ける本音

レッドソックス時代の松坂大輔氏【写真:Getty Images】
レッドソックス時代の松坂大輔氏【写真:Getty Images】

Rソックスで活躍した通算223発ローウェル氏がピッチクロック歓迎「三塁で凍えていた」

 メジャーリーグでは今季から投球間に時間制限を設ける「ピッチクロック」などの新ルールが導入される。投手は走者なしの場面では15秒以内、走者がいる場面では20秒以内に投球となり、制限時間を超えれば1ボールが加えられる。試合時間の短縮を狙った新ルールとなるが、かつてメジャーを舞台に活躍した有識者たちはどのような見解を持っているのか。

 米専門局MLBネットワークは「今季楽しみにしていること」について討論。通算223本塁打を誇る解説者のマイク・ローウェル氏は「ピッチクロック」を挙げ、レッドソックス時代の松坂大輔氏との思い出を打ち明けた。ローウェル氏は2006年からレッドソックスでプレー。2007年に加入した松坂氏とは現役引退した2010年まで4年間チームメートだった。「これは私のいい相棒、ダイスケ・マツザカへの賛歌なのです。私は彼が大好きだ」と切り出すと、茶目っ気たっぷりに松坂氏の苦い思い出を披露した。

「ダイスケは常に勝負を恐れず、フェンウェイの熱狂的なファンに崇拝されていた。だが、問題は4月のデーゲーム。華氏34度(摂氏1.1度)の日にボールが先行した時だ」

「マウンドを一周して、その上、構えてから1回、2回、3回と体を前後に揺らした。私は三塁の守備に就いていて凍えそうだったのに、だ! 私は三塁で凍えていたんだ。アメリカ国民の皆さん、だからこそ私はピッチクロックをとても楽しみにしているのです」

 ピッチクロックが設けられる今季は投球間が確実に短くなる。春先のボストンのように寒い地域でプレーする野手にとっては大歓迎のルールと言って良さそうだ。

(Full-Count編集部)

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