WBC大量12人選出は“不公平” 超金満メッツ…指揮官の危惧「プレー機会ないと最悪」
メッツからは12人が各国代表へ…ショーウォルター監督の正直な思い
6年ぶりに行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、メジャーリーガーがチームを離れ、国の名誉を背負って戦う。ここで問題となるのが、選ばれる選手が多い球団とそうでない球団があることだ。オーナーの資金力を背景に、積極的な補強を行ったメッツからは実に12人の選手が各国代表となる予定で、バック・ショーウォルター監督の心配も尽きないようだ。
メッツ地元紙「NYポスト」が報じたもの。「キャンプ開始後まもなく、メッツのトレーニング施設がゴーストタウンのように感じられるのは避けられない」としている。選手を送り出す側のショーウォルター監督も「彼らがWBCに出場するのはワクワクするし、とても誇りに思っている。だけど、戻ってきたときに、大幅に遅れをとっていなければいいけどね」と心配している。
WBCは3月8日に台湾で開幕。米国で行われるプールCも11日(日本時間12日)にスタートする。決勝は21日(同22日)だ。メッツの開幕戦は30日(同31日)のマーリンズ戦で、参加した選手の調整がここに合わせられるのかどうかが焦点だ。
メッツからはピート・アロンソ、ジェフ・マクニール、ブルックス・レイリー、アダム・オッタビーノがアメリカ代表へ。フランシスコ・リンドーア、エドウィン・ディアス、マイケル・ペレスはプエルトリコへ。エドゥアルド・エスコバー、オマー・ナルバエスがベネズエラへ。ホセ・キンタナはコロンビアへ。傘下マイナーからもキャメロン・オップがイギリス、クラウディオ・スコッティがイタリアを代表して戦う予定。最終ロースターは9日(同10日)に発表される。