WBC韓国代表、日本との差は「わずか」 MLB公式がV候補の一角に…二遊間は“最強”
1次ラウンドプールBの「本命は日本」と予想するも
3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の当面のライバルとなりそうなのが、1次ラウンドで激突する韓国代表だ。2009年には決勝戦を戦った因縁の相手。今回は世代交代がうまくいっていないとの情報もあるが、どんなチームなのだろうか。MLB公式サイトは最終ロースターの発表を受け、韓国代表を分析。「マイアミでトロフィーを掲げても驚かない」と優勝候補の一角に挙げている。
韓国は2006年の第1回大会で4強、2009年には決勝で日本に敗れ準優勝とこの大会で好成績を残している。ただ2013年、2017年と2大会続けて1次ラウンドで敗退した。記事は「2017年に韓国がイスラエルに敗れたことは、おそらくWBC史上最大の番狂わせであり、特に衝撃的だった」と伝えている。
「しかし、今回は状況が異なるはずだ」としている。その根拠として、2021年にナ・リーグで二塁手部門のゴールドグラブを受賞したトミー・エドマン(カージナルス)と、昨季ナ遊撃手部門のゴールドグラブ最終候補に残ったキム・ハソン(パドレス)を「今大会最も優れた二遊間コンビ」と評した。「エドマンとキム・ハソンは、ハイライトのビデオクリップで見られるような驚異的なプレーを常に見せ続けている」としている。
さらに、今季終了後のメジャーリーグ挑戦が決まっているイ・ジョンフ(キウム)も注目を集めている。昨季韓国プロ野球での成績は打率.349、23本塁打、119打点でシーズンMVPを受賞。「モンスターシーズンだった」としている。「来年にかけて、イ・ジョンフという名前をたくさん聞くことになるだろう。今季終了後、メジャーに移籍する予定で、WBCというの場を利用して、国際的なセンセーションを巻き起こす可能性がある」とした。
日韓に加え豪州、中国、チェコが参加するプールBからは、上位2か国が準々決勝に進む。記事は「プールBの本命は、依然として日本だが、その差はわずかだ」とし「2023年、韓国がマイアミでトロフィーを掲げても驚かないだろう」と優勝候補の一角に挙げている。
(Full-Count編集部)