侍J栗山監督、自主練習のダルビッシュを絶賛 「チームを勝たせるという思い感じる」
200人のファンの出迎えに「いろいろあったけれど、一瞬で苦労が消えた」
侍ジャパンの栗山英樹監督は16日、3月の「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」へ向け、17日からキャンプが行われる宮崎に到着。約200人のファンに迎えられ、「集めたんじゃないんでしょ? 侍に対する期待を感じる。うれしいですね。いろいろあったけれど、(苦労が)一瞬で消えたというか……良かったなって」と感激の面持ちで語った。
指揮官は「(巨人の)長嶋(茂雄)監督が復帰された時とか、最初(第1回)のWBCで、宮崎が盛り上がったのを取材者として見てきた。今回も喜んでいただけたら、うれしい」とも。
この日はパドレスのダルビッシュ有投手が早くも宮崎で自主練習に取り組んだ。その報を聞き、「オフの動きを見ていると、ペースアップして、1度も落とさずにやってくれている。責任感、自覚、どうしてもチームを勝たせるという思いを感じる」と、その姿勢を称賛した。
今回の侍ジャパンのキャプテンの人選については「今日の夜にコーチ陣と話してから」とするにとどめた。
今回のWBCで日本の開幕戦となる3月9日の「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」の中国戦(東京ドーム)まで、あと21日。侍ジャパンの宮崎キャンプは17日から27日まで(20日と24日は休養日)、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われる。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)