上原浩治氏が明かす“世紀の大誤審”球審との秘話 YouTubeゲストの岩隈久志氏も驚き
3月のWBC開催に先立ち、連覇した2006年と2009年の思い出話に花
いよいよ3月9日に「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」が開幕する。これに先立ち、2006年の第1回WBC優勝メンバーで、巨人やメジャーでも活躍した上原浩治氏が、人気YouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」で過去4大会の名場面を振り返った。13日と18日に初回配信するエピソードではカーネクストとコラボ。豪華ゲストとともに過去4大会を映像で振り返りながら、“世紀の大誤審”をはじめとする思い出話や秘話に花を咲かせた。
人気チャンネルならではの豪華共演が実現した。上原氏がゲストに招いたのは、楽天やメジャーなどで活躍した岩隈久志氏。2009年の第2回WBCでは4試合に投げ、日本の連覇に大きく貢献した。岩隈氏は第2回大会の決勝として行われた韓国との一戦について回顧。イチローが延長10回に放った決勝タイムリーや、ダルビッシュ有(現パドレス)が試合を締めた瞬間の想いを明かした。
上原氏は第1回大会で2次ラウンド敗退が濃厚だった時のことを回想した。2次ラウンド初戦で米国、第3戦で韓国に敗れた日本。準決勝進出の可能性はメキシコ―米国戦の結果次第という他力本願だったこともあり、チーム内には“帰国ムード”が漂っていたというが、上原氏は望みは消えていないと黙々と調整を続けた。その願いが届いたのか、日本は形勢逆転で韓国との準決勝へ進出。先発した上原氏は抜群のコントロールとテンポいい投球で見事、7回3安打8奪三振無失点と好投し、福留孝介の代打決勝本塁打を演出した。
また、第1回大会と言えば、2次ラウンドの米国戦で起きた“世紀の大誤審”も忘れてはならない。この騒動は3ー3で迎えた8回1死満塁で起きた。岩村明憲の左飛で三塁走者の西岡剛がタッチアップして生還したが、米国のマルティネス監督が西岡の離塁が早かったと抗議。ボブ・デービットソン球審は抗議を認め、日本は無得点に終わった。結局、日本は9回にサヨナラ負けを喫し、後味の悪さが残った。
問題のシーンを映像で見直した上原氏は「米国びいきと感じるところが、この大会はすごくあったからね。大誤審でしょう、これは」と神妙な面持ちを見せた。が、次の瞬間、驚きの発言が飛び出した。
「俺、ボブ・デービットソンと写真撮ったもんね」
まさかの展開が起きたのは、2014年だったという。
「(メジャーで)オールスターに出た時に(デービットソン氏が)いた。だから『おお、写真撮ろうぜ!』ってなった」となりゆきを説明し、「すごい柔らかい感じの人だった」と意外な印象を明かした。誤審については触れなかったようだが、日本で大きな話題となったことは「多分、彼はそれをわかっていると思う」とし、「国際大会というのは、こういうちょっと普段起きないようなことも起こってしまうから、怖いところなんですよね」と思いやる様子を見せた。
上原氏も岩隈氏もWBC当時について語る表情は、実に生き生きとしている。出場した選手の脳裏にしっかりと刻まれた熱戦の数々。今年もまた、記憶に残る名勝負が繰り広げられることになりそうだ。
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URL:https://twitter.com/carnext_jp/status/1625102492118941698?s=46&t=7rxy7K2_jOBIMVqTVvlctQ