転売対策強化も軒並み完売「平日なのに…」 侍グッズ、1番人気は“不在”の大谷翔平
練習開始1時間前から100人以上の行列
3月から始まるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦う野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎キャンプが17日から始まり、会場は大いににぎわっている。球場横に隣接された公式グッズ販売所「SAMURAI PARK(侍パーク)」には、朝から長蛇の列が見られた。まだ、初日にもかかわらず売り切れも続出していた。
練習が始まる1時間前からすでにブースには100人以上が並ぶ大行列。入場整理をするなどして、混乱しないよう対策した。店舗スタッフの1人は「平日なのにびっくりしました」と驚きを隠せない。
侍ジャパンのグッズをめぐっては、事前販売から売り切れが続出していた。オフィシャルユニホームパートナーを務めるミズノ株式会社は14日、「明らかに個人使用の枠を超える機械的な大量購入があり売り切れが続出しました」と状況を明かす事態だった。
3月に予定されているバンテリンドーム、京セラドームでの強化試合を見据えて、さらにグッズを増販。この日も、商品によっては1人1点までと販売制限をして、転売対策も強化した。前出のスタッフは「1人でも多くの人に侍のグッズを着て応援してほしい」と願った。一方で、大量購入こそなかったが、練習終了後には売り切れている商品もあった。
圧倒的1番人気は、エンゼルス・大谷翔平投手。宮崎にいないにもかかわらず、タオルやレプリカユニホームは軒並み完売していた。「やっぱり話題ありますから。(宮崎に)いなくても人気は凄いですね」とスタッフ。キャンプはこれからがスタート。グッズ販売所の盛り上がりもまだまだ続きそうだ。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)