ヤクルト大引、ベテラン健在の決勝2点タイムリー 「読み通りだった」
この日は3打数2安打2打点の活躍、打率は.341まで上昇
■ヤクルト 3-1 ロッテ(31日・神宮)
ヤクルトの大引啓次内野手が31日のロッテ戦(神宮)で決勝の2点タイムリーを放ちチームの連勝に貢献した。プロ12年目のベテランは試合後、打席で円熟の読みで放った一打だったことを明かした。
ロッテのルーキー渡邊に4回まで無安打に抑えられていたが0-1の6回無死一、二塁で渡邊が降板すると、バレンティンは三振に倒れたが、雄平がしぶとく一塁内野安打を放ち満塁のチャンスを作る。
西浦が中犠飛を放ち同点に追いつくと、尚も一、二塁で大引は146キロのシュートを左中間へ弾き返す勝ち越しの2点タイムリー二塁打を放った。「スライダーを待っていたが、内、外ときたのでまた内もあるかと、両方に対応できるように待った。読み通りだった。同点で楽な場面だったし、みんなで繋いでくれた流れに乗って打てた」としてやったり。
この日は5回の第2打席でも中前打を放ち3打数2安打2打点の大活躍。開幕こそ出遅れたがここまで打率.
341をマークするなど好調をキープしている。「日ごろから準備を怠らずにやってきた。野球の神様が見ていてくれた」と嬉しそうに話した。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)