WBC辞退の鈴木誠也「本当に悔しい」 無念の離脱…日本のファンに謝罪「申し訳ない」
左脇腹痛でゲーム復帰は未定「もちろん開幕に合えばベストなんですけど」
野球日本代表「侍ジャパン」に選出されていたカブス・鈴木誠也外野手が、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を辞退した。2月28日(日本時間1日)に米アリゾナ州メサの球団施設で報道陣の取材に応じ、「残念だなと。その一言です」と肩を落とした。
鈴木は左脇腹の張りを訴え、出場予定だった25日(同26日)のジャイアンツとのオープン戦の先発メンバーから外れた。「脇腹をやったことはなかったので、どこまで危ないのかが分かってなくて。その中でやっていたら、いきなり来てしまった」。現時点の状態については「まだ痛み自体はあるので。まずはそこを取っていかないという感じですかね」と打ち明けた。
26日(同27日)は全体練習には参加せず、アリゾナ州内の病院で精密検査。「左脇腹痛」と診断され、27日(同28日)にWBC出場辞退を発表した。「本当に悔しいですし、そこに合わせてずっとやってきていたので。日本のチームでやることもすごく楽しみにでしたし。すごくショックではありますね」と声を絞り出した。日本のファンへ向けては「こういう形で離脱となってしまって、すごく申し訳ないです。すごく申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、他に日本代表で頑張る選手もたくさんいるので。そこをしっかり応援してもらいたいなと思います」と話した。
球団によると、ゲーム復帰は未定。「もちろん開幕にあえばベストなんですけど、そこばかりを目指して焦って、シーズン途中で離脱というのは絶対に嫌なので。とにかくしっかり治してからやりたいと思います」と、じっくり回復に努めていく。侍ジャパンのチームメートへ向けては「普通に頑張ってくれると思いますし、僕は応援することしかできないですけど、しっかりテレビの前で応援したいなと思います」とエールを送った。
(Full-Count編集部)