村上宗隆“4番落ち”は「悔しかった」 待望のアーチに手応え「感覚良くなっている」
実戦5試合でノーアーチ…定位置だった4番から6番に打順を下げていた
野球日本代表「侍ジャパン」の村上宗隆内野手(ヤクルト)が7日、京セラドームで行われたオリックスとの「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」で、初回に左中間席へ1号3ランを放った。チーム結成後、初めて4番を外れ、「6番・三塁」で出場。試合後には「一歩ずつ感覚も良くなっている」と、待望の一発に頬を緩めた。
初回、2死一、二塁の第1打席で先発・東の150キロ直球を捉え、“確信歩き”を見せた。打球は左中間へぐんぐん伸びてスタンドイン。本塁で迎えた大谷翔平投手(エンゼルス)、吉田正尚外野手(レッドソックス)とは笑顔でハイタッチを交わし、ベンチでは栗山英樹監督も拍手で出迎えた。3ランを放った後には「今シーズン初ホームランです。ホームランを打った後の走り方を忘れていました。ちょっとほっとしました」とコメントした。
村上は2月、宮崎キャンプのライブBPでダルビッシュ有投手(パドレス)からバックスクリーン弾を放つなど、状態の良さをみせていたが、実戦は5試合ノーアーチ。16打数2安打で打率.125と苦しんでいた。この日、打順が6番に下がったことについては「悔しかった気持ちも、もちろんある。このチームで4番を打ちたい気持ちもありますし。監督もいろんな打順を組んでくださっているので、その打順で結果を出すのが一番。どの打順を任されようとしっかりと準備したい」と思いを口にした。
(Full-Count編集部)