大谷翔平「今の100％を出せる」　国際大会初のリアル二刀流に「できる限りやりたい」

9日・中国戦でのリアル二刀流に「楽しみ」

　野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手は8日、東京ドームで行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」の公式記者会見に臨み、国際大会初となる投打同時出場予定の9日の1次ラウンド・中国戦に「まずは楽しみにしてます。初戦なので、初回の入りから集中して入りたいと思います」と強く意気込んだ。

　コンディションを問われると「体の状態もすごくいい。今の100％を出せると思う。どこまで出るのかはその時次第。調整の延長線上でできれば」と笑顔を見せた。

　直前には栗山英樹監督が「（WBCは）大谷翔平から始まります。大事なスタート。大谷翔平でいく。打って投げての姿を見たい。誰もが待っている」と“リアル二刀流”での出場を明かしていた。指名打者を置かないオーダーに大谷は「プレースタイルではあるので、投打で必要とされるのであれば、できる限りをやりたい。攻撃もしっかり参加したいと思います」と世界一に向けて、全身全霊を込める。

　大谷が国際試合、国際大会で投打二刀流で出場するのは初めてで、国際大会でのマウンドは2015年11月19日に行われた世界野球プレミア12の準決勝・韓国戦以来8年ぶりとなる。

　WBC1次ラウンドの球数制限は65球、準々決勝80球、決勝95球となるが「球数を考えずに。1人1人1球1球、ゼロに抑えることを考えてやりたい」と全力で立ち向かう。今大会から「大谷ルール」が採用され、指名打者を解除して先発投手がスタメンに入った場合、降板後も指名打者として出場できるため、2009年の第2回大会以来の世界一へ“リアル二刀流”でフル回転したいところだ。

（Full-Count編集部）