大谷、最後尾で乱闘騒ぎを“初体験“ シモンズは相手に呆れ顔「まぁいいさ」
試合終了後に危険なスライディング巡り乱闘騒ぎ、シモンズは「決していいものではなかった」
1日(日本時間2日)の本拠地レンジャーズ戦に「5番・DH」で打者として5試合ぶりにスタメン出場したエンゼルスの大谷翔平投手。第1打席でメジャー最年長45歳のバートロ・コロン投手から右中間を破る痛烈な二塁打を放ち、3打数1安打1四球で6-0の完封勝利に貢献した。試合後には、最後のプレーでの危険なスライディングを巡って両チームの選手がベンチから飛び出し、球場は一時騒然。大谷にとってはメジャーでの“乱闘初体験”となった。
初回2死走者なしの第1打席で、コロンから右中間を破る痛烈な二塁打を放った大谷。MLB公式サイトの解析システム「スタットキャスト」によると、打球速度101.7マイル(約163.7キロ)の“ミサイルヒット“となった。4点リードで迎えた3回無死一、二塁では四球を選んでチャンスを広げ、追加点につなげるなど、勝利に貢献した。
そして、試合終了間際には思わぬ“アクシデント”もあった。最後はグスマンのニゴロ併殺打でゲームセットとなったが、一塁走者のオドルが併殺崩しを狙って遊撃シモンズにスライディング。シモンズのスネにスパイクが接触する形となった。メジャーでは、日本よりも1年早く2016年からあからさまな併殺崩しのタックルは禁止されている。
名手シモンズが怒りをあらわにすると、気性が荒いことで知られるオドルが応じ、一触即発に。試合が終わったにもかかわらず、両チームの選手がベンチから飛び出した。大谷も最後尾で状況を見守っていたが、乱闘には発展せず。ただ、“乱闘騒ぎ”はメジャー移籍後では初体験となった。
試合後、当事者のシモンズは「あれは決していいものではなかった。まぁいいさ」と淡々。怪我について聞かれると、「大丈夫」と答えた。また、オドルがクリーンなスライディングだったと主張していることについては「そうなんじゃないかな」と呆れ気味に話していた。