巨人、延長12回サヨナラ負けで借金完済ならず 4番岡本の孤軍奮闘実らず

延長12回にマウンドに上がった7番手・池田が決勝点奪われる

■オリックス 3-2 巨人(2日・京セラD大阪)

 巨人が痛恨のサヨナラ負けを喫し、借金完済に失敗した。2日、敵地・京セラドームで行われたオリックス戦。第89代4番に抜擢された岡本が先制ソロ本塁打など2安打2打点と孤軍奮闘したが、最後は延長12回に池田がつかまり、決勝点を奪われた。

 高校3年時に夏の広島県大会決勝で延長15回引き分け再試合の熱戦を繰り広げた田口とオリックス・山岡の投げ合いとなったこの試合。先手をつかんだのは巨人だった。この日「4番・一塁」で起用された岡本が2回の第1打席に左翼スタンドへ10号ソロを放って1点を先制した。

 7回2死二塁で、この日遊撃に入っていた吉川尚が痛恨の悪送球を犯し、勝ち越し点を献上した巨人。1点ビハインドの8回1死二塁で再び岡本が詰まりながらも右前に落とす適時打を放って、試合は振り出しに。そのまま延長戦へともつれ込んだ。

 どちらも決め手に欠け、延長12回へ。12回の攻撃で無得点に終わり勝ちの無くなった巨人は7番手・池田がマウンドに。先頭の福田に右前安打を許すと、バントで二塁へと進められ、最後は代打・伏見にサヨナラ適時打を浴びた。

 オリックスはサヨナラ勝ちで交流戦3勝目をあげて勝率5割に。8回にセットアッパーの山本が同点に追いつかれたものの、延長12回、先頭のルーキー福田が安打で出塁すると、安達の犠打で二塁へ。2死となってから代打・伏見がサヨナラ適時打を放って、劇的な幕切れとなった。

【動画】巨人が痛恨のサヨナラ負け… 最後は池田が代打・伏見にタイムリーを浴びる

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