死の組で波乱…優勝候補ドミニカ1次R敗退 プエルトリコ快勝も守護神が歓喜の輪で負傷
マチャド、ソトら大物メジャーリーガー擁するも…ドミニカ敗退
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の「プールD」1次ラウンド、ドミニカ共和国代表とプエルトリコ代表の試合が15日(日本時間16日)に行われた。勝ったチームが1次ラウンド突破できる“決戦”は2-5で優勝候補だったドミニカが敗戦。まさかの1次ラウンドで姿を消すことになった。プエルトリコはゲームセットで迎えた歓喜の中、悲劇が起こった。守護神のエドウィン・ディアス投手(メッツ)が右足を負傷し、車椅子で退場するアクシデントが襲った。
試合は3回にプエルトリコがクリスチャン・バスケス捕手(ツインズ)の本塁打など5安打を集めて4点を先制。試合の流れを一気に引き寄せた。第3回、第4回大会に決勝で敗れた雪辱を果たすべく“死の組”を勝ち上がった。しかし、守護神のディアスが、試合終了直後にまさかの右足を負傷。仲間に肩を抱えられて車椅子で退場した。
1次ラウンド敗退が決まったドミニカは、初戦のベネズエラ戦に1-5で敗戦し、スタートでつまづいていた。ニカラグア、イスラエルには白星を飾ったが、最後のプエルトリコに力負けした。ドミニカは2013年の第3回大会で大会史上初の全勝優勝を達成。2大会ぶりの優勝を目指し、マニー・マチャド内野手(パドレス)やファン・ソト外野手(パドレス)ら大物メジャーリーガーを擁したが、及ばなかった。