イタリア大慌ての飛距離1.5mが「不公平だ」 場内騒然…大谷翔平“くの字”が「美しい」
会見できっぱり「ヒッティングするプライドはなかった」
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)が見せた“まさかの一打”に、米ファンが衝撃を隠せないでいる。16日に東京ドームで行われた「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝ラウンド 東京プール」のイタリア戦。3回の第2打席で成功させた“不意打ち”に「美しい」「不公平だ」との声が上がっている。
両チーム無得点の3回1死一塁で、初球に突然体をかがめた。シフトでガラ空きの三塁側へ転がすセーフティバント。悪送球も誘って同一、三塁にチャンスを広げ、先制点につなげた。試合後の会見では「あの打席でヒッティングするプライドはなかった」ときっぱり。全ては勝利だけを考えた末の奇襲だった。
誰もが強烈な一打を期待する中での“いい裏切り”は、米国でも話題に。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は「打球初速43.1マイル(約69.4キロ)、打球角度-65度、飛距離5フィート(約1.5メートル)」とその特異さを強調した。MLB公式サイトのマイケル・クレア記者も「ベーブ・ルースでもあのようなバントができなかった」と驚き。ファンからは「才能を私たちにも分けてくれ」「これが本当の野球だ」などとコメントが寄せられていた。
(Full-Count編集部)