世界が大注目…“奇跡のチア”が感じた一体感　WBCは「とても感動しました」

楽天モンキーズの人気チア、林襄（リンシャン）はWBCで台湾を応援

　第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で、1次ラウンド敗退した台湾。プロ野球5球団の選抜チア「クラシック・ガールズ」も戦いを後押ししたが、大混戦となったプールA突破はならなかった。「クラシック・ガールズ」の一員としてパフォーマンスを披露した楽天モンキーズの人気チア、林襄（リンシャン）が大会を振り返った。

　チアになってから初めてのWBC。台湾代表チアとして活動できたことを「とても嬉しかったですし、誇りに思っています」と明かす。他球団のチアと共演するのも初めてだったが「各チームそれぞれの応援やスタイルがあって、収穫の多い時間でした。チア同士が協力してパフォーマンスをすることに関してはとても勉強になりました」と、貴重な経験となったようだ。

　インスタグラムのフォロワーは160万人を超える人気者。モデルやバラエティ番組の司会など、チア以外の仕事も多く、多忙な日々を送る。そんな中でも、ダンスの練習は欠かさなかった。「毎日何があっても朝8時から練習があり、そのほかの仕事もしなければいけなかったので、4日間とてもハードでした。モンキーズとは違うダンスを覚えるのは大変でしたが、楽しかったです」。

　試合が行われた台中インターコンチネンタル野球場では、ファンとともにスタジアムを盛り上げた。「普段の試合は球場の応援が2チームにはっきり分かれていますが、今回はみんなで台湾を応援することができて、とても感動しました」。スタジアムの一体感を肌で感じ、胸が熱くなったという。

　準々決勝に進出していれば、東京ドームでパフォーマンスができた。楽しみにしていた日本のファンからは、1次ラウンド敗退に落胆の声が上がったが「今回の経験を通して、台湾はさらに強くなります。日本の皆さん、また会いましょう！　大好きです！」と愛らしい笑顔でメッセージを送った。今大会で世界の注目を集めた林襄。その人気は、さらに加速しそうだ。