米国が劇的大逆転で4強に進出 ターナーが8回に満塁弾…273億円打線が底力発揮

逆転満塁本塁打を放った米国代表のトレイ・ターナー【写真:Getty Images】
逆転満塁本塁打を放った米国代表のトレイ・ターナー【写真:Getty Images】

8回にターナーが逆転グランドスラム…準決勝でキューバと対戦

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝が18日(日本時間19日)に米フロリダ州マイアミで行われ、前回大会王者の米国がベネズエラに9-7で逆転勝利を飾った。19日(同20日)の準決勝でキューバと対戦する。

 米国は初回に先頭のムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)から5者連続安打で3点を先制。その裏にアラエスに2ランを浴び1点差に迫られたが、4回には、1死二、三塁でベッツの犠飛、5回にはカイル・タッカー外野手(アストロズ)の右翼ソロで再び点差を3点に広げた。

 ところが5回、2番手のダニエル・バード投手(ロッキーズ)が捕まり、3四死球、2安打などで4点を失い逆転を許した。7回にはアラエスにこの日2本目となるソロを浴び2点差に広げられた。しかし、8回に2つの四死球と安打で無死満塁とすると、9番のトレイ・ターナー内野手(フィリーズ)が左翼席への劇的満塁弾を放ち、逆転に成功した。

 前回大会王者の米国は1番にベッツ、2番にマイク・トラウト外野手(エンゼルス)と続く総額2億680万ドル(約273億円)の“銀河系打線”を組んだが、1次ラウンドではメキシコに敗れるなど、プールC2位通過。苦しい戦いが続きながらも2大会連続の世界一まであと2勝とした。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND