度胸をつけた“7球勝負” 高校通算68発の大先輩から受け取った「最後のエール」

高松商・大室亮満【写真:喜岡桜】
高松商・大室亮満【写真:喜岡桜】

自身2度目の甲子園で敗戦も「甲子園でまた投げたい」

「第95回記念選抜高校野球大会」は25日、阪神甲子園球場で大会7日目の3試合が行われ、第2試合は高松商(香川)が3-6で東邦(愛知)に敗戦を喫した。昨夏に続き2度目の甲子園だった高松商のエース左腕・大室亮満投手(3年)は、悔しさを滲ませながらも「これを次に生かして、絶対に夏の香川大会を勝ち上がって、甲子園でまた投げたい。違うピッチャーにも投げさせてやりたい」とすぐに気持ちを切り替えていた。

 高松商は2回、2死三塁から8番・大室の中前打適時打で1点を先制。しかし、4回に東邦の2番・大島善也内野手(2年)から3者連続で長短打を浴び2点を奪われ、逆転を許した。さらに5回にも1点を追加され、6回には5番・岡本昇磨外野手(3年)の本塁打で点差を広げられた。

 3点ビハインドの高松商は7回、先頭の5番・村山由空外野手(2年)が四球でこの日3度目の出塁とすると、6番・山本侑弥内野手(3年)の左前打と後続の犠打で三塁へ進み、敵失に乗じて2点を返した。しかし、8回、9回にも1失点。大室は自身2度目の甲子園のマウンドでも勝てなかった。

「先輩より力がない」穏やかな大室を成長させた“真っ向勝負”

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