DeNA後藤、久々ヒットが劇的同点2ラン「やっと輝けました」
「ずっと打てなくて苦しかった」
DeNAが本拠地で劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。3日の阪神戦。8回まで相手先発のメッセンジャーに1点に抑えられる苦しい展開となったが、1-3で迎えた9回にドラマが待っていた。
2点ビハインドでマウンドには今季リーグ最多21セーブの呉昇桓。絶体絶命のピンチだったが、ここまで2安打と当たっていたバルディリスがセンター前ヒットで出塁。ここで長田の代打で打席に立った後藤が4球目の変化球をとらえ、右中間スタンドへ運んだ。劇的な同点2ラン。これで一気に流れを引き寄せたチームは1死二塁とすると、石川がサヨナラ打を放ち、試合を決めた。
試合後、ヒーローインタビューに答えた後藤は「最近もうずっと打てなくて苦しかったですけど、今日は必死でバルさん(バルディリス)が繋いでくれて、やっと輝けました」と笑みをこぼした。5月29日のロッテ戦で本塁打を放って以降、ヒットが出ず、この日は約1か月ぶりのヒットが同点2ランとなった。
同じくお立ち台に立った石川も「今日は何かすごい打てそうな気がしていたんで、4打席目まで凡退していたんですけど、打てて良かったです」と喜びを噛み締めた。セ・リーグは首位ヤクルトも借金1で、5位広島までゲーム差0・5差の大混戦に。現在4位のDeNAもこの劇的勝利をきっかけに再び首位に浮上したいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count