62億円斬りで人生激変「最も心温まった」 WBC登板の1時間後に起きた“ドラマ”に感動
元カージナルスのスクラッグス氏がWBC名場面を厳選
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」は3大会ぶりに世界一に輝いた。様々なドラマが生まれた今大会について、元カージナルス野手がプレー以外の名場面を紹介。イタリア代表がベンチにコーヒーマシンを持ち込んだことなど、思い出に残る“ほっこり”を挙げた。
元カージナルスのゼイビア・スクラッグス氏は「あっという間に終わったWBCでは、明るいシーンが何個もあった。WBC名場面をいくつか紹介する」して、まず「SNSを最も沸かせたのはイタリア代表。彼らは、ベンチでエスプレッソマシンを設置して、楽しんでいた」と述べた。イタリア代表はベンチに赤いコーヒーマシンと大量のカートリッジ、紙コップ、マドラーなどを置き“お国柄”が出た様子は度々話題となっていた。
続けて「ベストセレブレーションはイギリス代表とメキシコ代表」。大きなプレーが出た際、イギリス代表はお茶をすするパフォーマンスを見せ、メキシコ代表はソンブレロ帽子を着用してホームランを祝ったことを振り返った。
さらに「大会中最も心が温まった瞬間は、21歳のニカラグア代表のデュケ・ハーバート投手がWBC登板後にタイガースと契約したこと」とスクラッグス氏。優勝候補のドミニカ代表戦の9回に登板すると、2死からマニー・マチャドに二塁打を許したものの、フアン・ソト、フリオ・ロドリゲス、ラファエル・デバースというメジャーのスーパースターから三振を奪った。
打ち取った3人の年俸は、米データサイト「コッツ・ベースボールコントラクツ」によると合計4700万ドル(約62億2300万円)。ニカラグアは試合には1-6で敗れたが、ハーバートは試合終了1時間後にタイガースと契約していたのだという。熱狂を生んだWBCは、多くのドラマを生んだ。
(Full-Count編集部)