吉田正尚、開幕戦でのマルチ安打&初打点に本拠地大歓迎 怒涛の追い上げもチームは惜敗
6回の第3打席に中前適時打で待望の初安打初打点
■オリオールズ 10ー9 Rソックス(日本時間31日・ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手が30日(日本時間31日)、本拠地で行われたオリオールズとの開幕戦に「4番・左翼」で出場した。6回の第3打席にメジャー初安打初打点をマークするなど4打数2安打1打点だった。チームは9-10で敗れた。
過去6度の2桁勝利を誇る右腕ギブソン相手に初打席は二ゴロ、4回の第2打席は死球で初出塁。そして2-8の6回無死一、二塁。代わったばかりの2番手左腕エキンの高めの速球をはじき返すと、打球は二遊間を抜ける中前適時打となった。うれしい一打に、一塁ベース上で安堵の表情を見せた。
8回1死一塁の第4打席は右腕ベーカーから強烈な一塁強襲の右安打でマルチ安打とし、その後生還して初得点も挙げた。8-10の9回1死満塁、一発出ればサヨナラの場面で迎えた第5打席は、遊ゴロ併殺かと思われたが敵失が絡んで1点差に。しかし怒涛の追い上げも一歩及ばなかった。
ポスティングシステムを利用して5年9000万ドル(約119億3600万円)で海を渡った吉田。試合前のメンバー紹介では、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で大会新記録の13打点を挙げ、侍ジャパンの3大会ぶり世界一に貢献したことを称えられ「WBCチャンピオン」とアナウンスされ、大きな歓声を浴びていた。
(Full-Count編集部)