森友哉、9回2死から“古巣打ち”同点ソロ オリが逆転勝利…起死回生弾に球場悲鳴
1点差の9回2死から同点ソロ
■西武 ー オリックス(31日・ベルーナドーム)
オリックスにFA移籍した森友哉捕手が31日、西武との開幕戦(ベルーナドーム)で、1点差の9回2死から、起死回生の同点ソロを放った。この日は「5番・捕手」で出場。古巣を相手の一撃に、かつての本拠地には歓喜と悲鳴が入り混じった。その後、同点の延長10回に宗佑磨内野手の勝ち越しソロが飛び出し、オリックスが勝利した。
9回2死、森が西武のドラフト4位ルーキー青山美夏人投手から右翼席に放り込むと、場内は騒然とした。松井稼頭央新監督が送り込んだ“新人守護神”から、必殺の一撃で、同点に追いついた。森が一塁ベースを回ったところで右拳を突き上げると、一塁手の西武山川穂高内野手は苦笑いするしかなかった。
9回2死からの同点アーチに、オリックスベンチは“歓迎”の手荒い祝福。この日、プロ初登板初先発した山下舜平大投手も、バッテリーを組んだ“相棒”の一発に、飛び上がって喜んでいた。その後、同点の延長10回に、宗の1号ソロで勝ち越しに成功。森の劇的弾で、オリックスが開幕白星をもぎ取った。