村上宗隆、78打席ぶりの3号同点2ラン 右中間へ豪快弾…18試合ぶりの一発に場内熱狂
4月11日のDeNA戦以来の一発、1か月ぶりのマルチ安打を記録
■巨人 ー ヤクルト(4日・東京ドーム)
ヤクルトの村上宗隆内野手が4日、東京ドームで行われた巨人戦に「4番・三塁」で先発出場し、7回の第4打席で18試合ぶりとなる3号2ランを放った。4月11日のDeNA戦の第1打席以来、78打席ぶりとなる一発は、村上らしい豪快な軌道。敵地のスタンドもどよめきに包まれた。
2点ビハインドの7回、1死一塁から大江の直球を右中間へ運んだ。村上はゆっくりと歩き出し、打球はスタンド中段に着弾した。3回には中前打を放っており、これで4月5日の中日戦以来となるマルチ安打も記録した。
村上は今季開幕から調子が上がらず、この試合前までの成績は打率.156、12打点にとどまっていた。3月に出場したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも当初は調子が上がらなかったものの、米国に渡ってから準決勝のメキシコ戦でサヨナラ打、米国との決勝戦では本塁打を放っていた。
チームも村上のバットと歩調を合わせるように、一時は7連敗を喫するなど苦しんでいた。昨季、日本人最多の56本塁打を放った若き主砲の復調が、上位浮上には不可欠だ。