連敗した藤浪晋太郎の「課題は制球力」 5四死球に指揮官チクリ「被安打は3本だけ」
レイズ戦で今季2敗目、防御率17.55…問題は
■レイズ 11ー0 アスレチックス(日本時間9日・セントピーターズバーグ)
アスレチックスの藤浪晋太郎投手は8日(日本時間9日)、レイズ戦でメジャー2試合目のマウンドに上がった。ただ4回1/3を投げ5失点。被安打3、5つの四死球を与えるという内容で2敗目を喫した。試合後のマーク・コッツェイ監督は「課題は制球力だ」とはっきり指摘した。
3回まで無失点で切り抜けた藤浪は、4回先頭打者への四球をきっかけに2点を失った。5回には3つの四死球で1死満塁のピンチを招き、WBCではメキシコ代表として活躍したランディ・アロサレーナに中前へ2点適時打を運ばれたところで降板した。防御率は17.55となった。
指揮官は藤浪の投球について「最初の3回はうまくいった。前回登板と同じく、4回に入って先頭を歩かせ、その後打たれて2失点した。5回も先頭を死球で歩かせて、満塁の場面で再び死球を与えてしまった」と振り返った。
その上で「課題は制球力だ。被安打は3本しかない。いいチーム相手に四死球を連発すると、いい結果は待っていない。実際にそれが起きてしまった」と問題点を指摘する。
メジャー初登板となった1日(同2日)のエンゼルス戦からの変化もあったという。「前回登板は変化球が多めだったが、今日の方が球種の選択はよかったと思う。より多くの速球を投げ、スプリットがよかった」とし「速球を自信を持って投げられるように、我々は努力する」とチーム全体でサポートしていく。
2戦合計で6回2/3を投げ、8つの四死球を出している。阪神時代にも抱えていた制球難が顔を覗かせている状況に「今日は四死球を5つ与え、ヒットを3本打たれた。8回出塁を許してしまうと、いいチームと対戦した場合、こういう結果になってしまう」。問題ははっきりしていると言いたげだ。
(Full-Count編集部)