前田健太「100%の本来の姿ではない」 TJ手術から復帰2戦目は6回4失点で2連敗
1点の援護をもらった直後の4回に3ラン被弾など4失点「自分のミス」
■ホワイトソックス 4ー3 ツインズ(日本時間11日・ミネアポリス)
ツインズの前田健太投手が10日(日本時間11日)、本拠地で行われたホワイトソックス戦で今季2敗目を喫した。右肘のトミー・ジョン手術から復帰2戦目は、6回8安打4失点。「今日の状態はあまり良くなかったし、手術してから帰ってくることができましたけど、まだ100%の本来の姿ではないと思うので、ここからちょっとずつ慣れていきながら状態を上げていければいいと思います」と話した。
1点の援護をもらった直後の4回に崩れた。1死一、二塁からグランダルに中前適時打を許すと、続くアルベルトにはスライダーを左翼席へ運ばれ勝ち越し3ランを浴びた。この回5安打で4失点し「曲がらないスライダーが多かったり、右打者の甘いところにいくスライダーが多かったのでそれを仕留められた。自分のミスかなと」と反省した。
2年ぶりの復帰戦となった4日(同5日)のマーリンズ戦は5回9奪三振3安打1失点と好投したものの、打線の援護に恵まれずに今季初黒星を喫した。この日も敗戦こそ喫したが、2度目のマウンドで手術後初めて6回までを投げた。
前田は「自分のベストに比べると100%じゃないというのが正直なところ。体の状態とか肘の状態が100%じゃないというところではなくて、どうしても自分が求めている感覚というところには届いていない。それは手術後なので仕方ないことだと思うんですが、もう少し試合の中での感覚が必要。目指しているところまで修正が必要かなと思うので、不安とかではないんですけど、もう少し上のレベルを目指して状態を上げていければいいと思います」と先を見据えた。
(Full-Count編集部)