エ軍が守乱2連敗「だらしない試合だ」 併殺崩れで二塁走者生還…一塁手は猛省
一塁・ドルーリーが守備で判断ミスを連発「もっといいプレーをしなければ」
■ナショナルズ 6ー4 エンゼルス(日本時間11日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、本拠地・ナショナルズ戦に「3番・指名打者」で先発出場し、4回の第3打席で四球を選び、自己最長の33試合連続出塁に更新した。3打数無安打1四球で打率.306。チームは逆転負けで今季初の2連敗を喫したが、波に乗れないチームを象徴する守備の判断ミスがあった。
一塁・ドルーリーの守備がまずかった。まずは同点の5回1死一、三塁。エイブラムスの打球は一塁へ。三塁走者は勝ち越しの走者だったが、ドルーリーは迷わず二塁へ転送。併殺崩れの間に勝ち越しを許した。極め付けは1点ビハインドの7回1死一、二塁だ。ロブレスの打球は二塁・レンヒーフォへのゴロ。ゲッツーを狙ったが、二塁から本塁を狙った走者・スミスに対して一塁・ドルーリーらが無警戒すぎた。楽々と6点目を献上した。
ドルーリーは「全体的にだらしのない試合だった。もっといいプレーをしなければいけない」と反省。「(5回は)ダブルプレーを奪おうとしていた。ホームに投げるべきだった。(7回も)ダブルプレーをとってイニングを終わらせようとした」と弁明したが、チームにとっては痛すぎる守乱となった。
ネビン監督は「走者のスピードを理解しなければいけなかった。球界トップクラスの走力を持つエイブラムス相手にあのプレーでダブルプレーを奪うことは無理だ。(7回も)二塁走者を把握すべきだった。ホームヘ帰らせてはいけない」と指摘した。11日(同12日)は大谷翔平投手が今季2勝目をかけて先発マウンドに上がる。スカッと勝ちたいところだ。