大谷翔平の“決め球”が大流行 WBCでトラウト斬り…注目の「スイーパー」とは?
水平方向に平均46センチ曲がり「一流の動きをする上に球速もある」
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日、試合開始10時38分)、本拠地で行われるナショナルズ戦に「3番・投手」で投打同時出場して、今季2勝目を目指す。MLB公式サイトは大谷の“スイーパー”に注目。「球界で一番の話題となっている球はスイーパー。そしてショウへイ・オオタニはその顔だ」として特集した。
スイーパーはスライダーの一種で、大きく横に変化する。「この球をMLBの投手がどんどん取り入れている中、オオタニがこの流行を引っ張っている」と説明するように、昨季開幕以降で1000球以上投じているのは大谷だけだという。そしてこのスイーパーがチームの失点をどれだけ防いだかという観点からみると、「球界で2番目に貴重な球なのだ」と指摘した。
WBC決勝・米国戦で最終回に登板した大谷が、最後の打者となった同僚のマイク・トラウトに対して最後に投じたのもスイーパー。これは球速87マイル(約140キロ)で、17インチ(約43.2センチ)も変化していた。
記事では“大谷スイーパー”の3つの特徴を紹介。まずは「一流の動きをする上に、球速もある」。今年、水平方向に平均18インチ(約45.7センチ)変化しているそうで「忘れてはならないのは、ホームベースは幅17インチ(約43.2センチ)しかないという点だ。オオタニのスイーパーは昨年より4インチ(約10.2センチ)も変化しているうえに、MLB投手らが投げる似たようなスイーパーより、やはり4インチ多く変化している」と驚く。