日本語の塾に通う異色チア、楽天入団は「日系企業だから」 止まらぬ“異国愛”
大の日本好き…楽天ガールズ入団は「日系の企業だから」
3月の「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を追い風に、台湾のチアの注目度は上がっている。その代表的な“天使チア”林襄(リン・シャン)が所属する楽天モンキーズの「楽天ガールズ」では、2月に3時間のオーディションを実施し、勝ち抜いた7人が加入した。異彩を放つ新メンバーも少なくない。
日本語が堪能な凱伊(カイ)は、昨年大学を卒業した23歳。ずっとチアに憧れていたが、学業が忙しく、大学を卒業してから挑戦したオーディションで夢を掴んだ。タレントとしてガールズグループでの活動経験もあり、ファンと触れ合うことが好きだったことからチアを目指した。楽天ガールズを選んだのは「日系の企業だから」という大の日本好きだ。
日本には何度も訪れており、特に大阪がお気に入り。「大阪は私にとって、自分をリラックスさせてくれる場所です。日本っぽい雰囲気が好きです。日本の建築物を観られるところも気に入っています」。得意な日本語をさらに上達させるため、2月からは塾にも通っている。「日本語を勉強する理由は、日本の文化が大好きだからです。ファッション、日本の流行などにとても興味があり、これからもっと日本文化を理解して、いつかコミュニケーションをとれるようになりたいです」。
父が大の野球好きで、夕食時には必ずナイター中継を見ていた。その影響で野球が好きになり、日本の野球にも興味を持つようになった。
「ドラマ『ルーキーズ』を見て、日本の野球が好きになり、甲子園も見るようになりました。日本の選手では、二刀流の大谷翔平選手が好きです。ピッチャーであり、打者としても活躍しているあの勢いが素晴らしいと思います」
インスタグラムのフォロワーが165万人を超え、台湾だけでなく日本でも人気の林襄については「本当にかわいくて、セクシーで完璧に日本人の好きなタイプだと感じています。人気が出て当然だと思います」と納得だという。
現在はチアのほかに、タレント、インスタグラマーとしても活躍。「色々なことに挑戦していきたいです。私は外に出ることが好きなので、ロケなどができる仕事もしてみたいです。司会者も挑戦してみたいです」。
童顔に秘めた、熱い思い。大好きな日本でのパフォーマンスを見られる日が楽しみだ。