どうやって投げたの? メジャー屈指の遊撃手、“サーカス”のような驚異的美技
柔らかいグラブさばきで美技量産のイグレシアスは「MLBで最も過小評価された選手」!?
メジャー屈指の遊撃手、タイガースのホセ・イグレシアス内野手が7日(日本時間8日)のレッドソックス戦で驚異的な美技を見せた。柔らかいグラブさばきで知られる名手は、打球に飛びついて叩き落とし、拾い上げてから信じられない速さで送球。MLB公式サイトがこのプレーの動画をツイッターで紹介すると、「MLBで最も過小評価された選手」という声も上がった。
タイガースの4点リードで迎えた7回2死二塁の場面だった。レッドソックスのベニンテンディが二遊間へのゴロを放つと、シフトで二塁ベースより右側に守っていたイグレシアスが飛びつく。ボールに追いついたものの、キャッチはできない。しかし、すぐに拾い上げると、体勢が崩れた状態から信じられないスピードで一塁に送球。“サーカス”のようなプレーでアウトに仕留めた。
地元テレビ局「FOXスポーツ・デトロイト」の実況は「イグレシアスが叩くようにボールをキャッチし、素早い送球です! アウトにしました! なんてプレーでしょうか! ホセ・イグレシアスは今シーズン華々しい活躍をしています。今のは信じられないプレーでした」と大興奮。解説者のカーク・ギブソン氏も「な、なんてプレーでしょうか……」と驚きを隠せなかった。
キューバ出身のイグレシアスはレッドソックスでキャリアをスタートさせ、2011年にメジャーデビュー。その華麗な守備は当初からメジャー最高クラスと言われており、2013年に遊撃手の補強が急務となったタイガースにトレードされた。この試合では、古巣の本拠地で変わらぬ守備力を見せつけた形だ。
MLB公式サイトがこのプレーの動画を紹介すると、ファンからは「イギーはMLBで最も過小評価された選手だ」「素晴らしい」「ヌネスとペドロイアでは絶対にできない」と、レッドソックスの内野手を意識したコメントもついた。
ア・リーグの遊撃には、エンゼルスのシモンズ、インディアンスのリンドーアをはじめ、ハイレベルな守備力を兼ね備えた好選手が揃う。ただ、柔らかいグラブさばきで美技を連発するイグレシアスも評価は高く、今季のゴールドグラブ賞に誰が輝くのか、注目が集まる。