上原浩治氏、ピッチクロックに“異論”「ちょっと早すぎる」「野球を楽しませて」
ピッチクロックは走者なしで15秒、走者ありで20秒「20秒、25秒にしても」
■レッドソックス 2ー1 エンゼルス(日本時間17日・ボストン)
巨人、レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏が16日(日本時間17日)、今季から導入された投球間の時間制限「ピッチクロック」について異を唱えた。2013年ワールドシリーズ制覇を称えるイベントに出席するため、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークを訪問。「これからいろいろ議論があるでしょうね。もうちょっと(制限時間を)伸ばしていいんじゃないかなと思います」と率直な思いを語った。
今季から投手は走者なしで15秒、走者ありで20秒以内に投球動作に入らないと1ボールのペナルティが課される。元レッドソックス守護神は「何か急がされている感じがすごいするなというのがある。(試合)時間短縮は反対ではないですけど、20秒、25秒にしてもいいんじゃないかなと。ちょっと早すぎるんじゃないかなと」と所感を語った。
前日15日(同16日)は同地で試合観戦。どこか時間制限を意識してしまったという。「試合を見ていても秒数に目がいってしまうので。野球に目がいかない感じが見ている側としてはあるので。もうちょっと野球を楽しませてほしいなと思いますね」とファン目線で思いを打ち明けた。
この日は田澤純一氏や通算541本塁打のデビッド・オルティス氏ら当時の世界一メンバーと再会。試合前にはファンから大歓声を受けた。上原氏は「懐かしい仲間がいっぱいいたので、すごい嬉しかったですね」と、イベントを楽しんでいた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)