元虎助っ人が抑え剥奪「自信を失ったかのよう」 日米韓通算500S目前に起きた“異変”

元阪神のオ・スンファン【写真:Getty Images】
元阪神のオ・スンファン【写真:Getty Images】

開幕から失点続きのオ・スンファンが中継ぎに配置転換

 かつて阪神で2年続けて最多セーブのタイトルを獲得するなど活躍し、現在は古巣の韓国プロ野球・サムスンに戻ってプレーを続けるオ・スンファン投手が、抑えの座を剥奪された。韓国の各メディアが伝えている。「MKスポーツ」は「天下のオ・スンファンが自信を失ったかのようだ」という見出しで、40歳の右腕を襲った異変を伝えている。

 オ・スンファンは、今季も開幕から抑えを務めてきたが、失点が続いている。19日のキウム戦では5-4とリードした9回2死一塁の状況でマウンドに上がった。アウト1つ奪えば勝利という状況だったが、連打を許して5-5の同点に。シーズン2度目のセーブ失敗に終わった。

 オ・スンファンは20日までに1勝1敗4セーブ、防御率4.91という成績だが、登板した7試合のうち初登板だった2日を除いて6試合連続で安打を許し、被打率は.333、1イニングあたりに許した走者は1.77人という状況だ。

 20日の試合前にサムスンのパク・チンマン監督は「続けて失点し、天下のオ・スンファンも自信を失ったかのようだ。横から見ていても、自分のボールを投げられていない。自信を回復してほしい。会議をして、変化を与えなければならないと判断した」と起用法の変更について説明した。

 記事はオ・スンファンを「韓国最高の抑えだ」と紹介している。韓国プロ野球で通算374セーブ。リーグ史上初の400セーブどころか、日米韓通算500セーブにもあと「4」に迫っている。

 オ・スンファンは2軍での再調整ではなく、1軍で中継ぎとして投げる見込み。指揮官は「我々のチームに必要な選手だ。最高齢としてチームを導かなければならない。信じている」と話している。

(Full-Count編集部)

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