ダルビッシュ、侍J「紫綬褒章」受章に「すごく光栄」 世界一ナインは「家族的な感覚」
侍ナインの「野手も投手も全員、今でも成績はチェック」
3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりの優勝を果たした野球日本代表「侍ジャパン」が紫綬褒章を受章したことを受け、パドレスのダルビッシュ有投手が27日(日本時間28日)取材に応じた。前回優勝した2009年以来の受章となった右腕は「みんなでやった結果というのを評価してもらえたというところはすごく光栄。人が少しでも喜ぶ瞬間があったというのはすごくうれしいですね」と喜びを語った。
2月中旬から宮崎で行われた強化合宿には初日から参加。唯一の強化合宿参加メジャーリーガーとして注目を集めた中、若手選手に変化球やトレーニングについての知識を共有し、食事会にも参加するなど積極的に交流を図った。自身の調整に影響が出る可能性も理解していたが、「自分がそういうことをある程度できるという自信があって臨んだ大会ではあった。そういう意味ではいろいろ自信になったところもある」。最年長としての役割を十分に理解し、チームの一体感を作り上げられたことに胸を張った。
大会が終わって1か月以上が経過したが「映像は全く見ないですね」とダルビッシュ。大会期間をともに過ごした日米でプレーする選手たちの動向は気にかけており、「野手も投手も全員、今でも成績はチェックしますし、怪我とかがあったら連絡する。家族的な感覚になったので。一人一人に対しての思い出というのはすごく残っています」。過去の栄光を振り返ることはないが、ともに過ごした「侍戦士」たちと築き上げた絆を胸に今もシーズンを戦っている。
(Full-Count編集部)