元巨人マイコラスが6回3失点 今季9度目QSも3点ビハインドで8勝目ならず
6イニングのうち4イニングで3者凡退の好投
元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が12日(日本時間13日)、本拠地パドレス戦に先発し、6回を6安打5奪三振3失点(自責3)でクオリティスタート(6回以上自責点3以下)としたが、3点ビハインドの場面で降板し、8勝目には届かなかった。
メジャー通算50試合目のマウンドとなったこの日。マイコラスは初回2死からピレラに右前打を許すも、そこから打者7人を連続凡退に抑える上々の立ち上がりを見せた。だが、0-0で迎えた4回、先頭のホズマーに初球を中堅スタンドに飛び込む9号先制ソロとされる。なおも2死からスパンジェンバーグの投手返しを体で止め、すぐさま一塁へ送球したが内野安打。ガルビスの中前打で一、二塁となると、マーゴットの打ち損じが三塁内野安打になる不運で2死満塁のピンチを迎える。ここでエリスに一二塁間を破る右前打を許し、2点を献上。3点ビハインドとなった。
5回からは再び投球を立て直し、5回と6回は連続3者凡退。パドレスにさらなる追加点を許さなかった。
だが、この日はパドレス投手陣が絶好調。先発左腕のストラームが3回を無安打無失点のパーフェクトに抑えると、4回からマウンドに上がった下手投げのシンバーも5回まで2イニング連続で3者凡退と継投ノーノーを続けた。だが6回、カージナルスは先頭ベイダーが快足を飛ばして三塁内野安打で初安打を記録したが、続くムニョスが二ゴロ併殺。マイコラスの打席が回ってきたが、代打を送られて降板となった。
マイコラスは6回を投げて6安打5奪三振3失点(自責3)で防御率2.43。6イニング中4イニングで3者凡退を記録するなど、88球を投げて61球がストライクだった。今季はこれで先発した13試合のうち9試合でQSと達成している。
(佐藤直子 / Naoko Sato)