エ軍内野手の“神生還”は「美しい」 華麗なタッチ回避に称賛の声「ドルーリーの右手」
一時はアウト判定も、右手を滑り込ませてセーフに
■エンゼルス 5ー4 ガーディアンズ(日本時間13日・クリーブランド)
エンゼルスは12日(日本時間13日)、敵地で行われたガーディアンズ戦に5-4で勝利し、連敗を2で止めた。1点ビハインドの4回にはウルシェラの二塁打で一走のドルーリーが激走して一時同点となるホームイン。一度はアウト判定が下されたが、リプレー検証の結果、右手がわずかに先にベースにタッチしており、セーフに覆った。これには「素晴らしいスライディング」「ドルーリーの右手」と称賛の声が上がっている。
4回1死二塁から左翼への適時打で出塁したドルーリーは、続くウルシェラが右中間に放った当たりで一気に本塁を狙った。ギリギリのタイミングでヘッドスライディングすると、転げながらも右手を伸ばしてタッチ。捕手のタッチよりもわずかに早かった。
エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」の解説マーク・グビザ氏は「ドルーリーは素晴らしいスライディングをしました。ドルーリーの走塁はスパゲッティのようだった」とコメント。片方の手を出したあとに引っ込めて、もう片方の手でベースをタッチすることは「スパゲッティ(spaghetti move)」と呼ばれ、身のこなしを称賛した。
ネット上のファンも「なんというスライディング」「ドルーリーありがとう」「美しいスライディング」「ナイスランすぎる!!」と興奮した様子だ。この走塁もあって、チームは4回に3点を奪って逆転。その後勝ち越されたが、9回に2点を奪って再び逆転した。ドルーリーは9回に勝ち越し犠飛を放ち、その裏にはベンチに入りそうなファウルフライをキャッチするなど、好守も披露して勝利に貢献した。