投壊6失点で課題クッキリも…エ軍に見えた光明 “球団史上初”もたらした新顔の台頭

ハイタッチするエンゼルスのミッキー・モニアック(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】
ハイタッチするエンゼルスのミッキー・モニアック(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷が適時二塁打を放つも…4点リードの8回に6失点

■ガーディアンズ 8ー6 エンゼルス(日本時間14日・クリーブランド)

 大谷翔平投手の所属するエンゼルスは13日(日本時間14日)、敵地でのガーディアンズ戦に6-8で逆転負けを喫した。大谷が適時二塁打を放つなど、4点をリードしていたが、8回に救援陣が捕まり、一挙6失点。連勝とはならなかった。不安定な救援陣が課題なのがはっきりと表れた試合だったが、一方で、明るい兆しも見えた。

 代わった直後、2球目だった。ライアン・テペラ投手の投じた直球をネイラーが右翼席に弾丸ライナーで突き刺すと、ビジター側の記者席からは「あっ」という声が起きた。逆転3ランにどこからかため息の漏れる音がした。

 この日、先発したリード・デトマーズ投手が5回0/3を6安打2失点と粘りの投球。6-2と4点をリードした8回、アンドリュー・ワンツ投手が捕まった。7回は3人で抑えていたが、1死から4連打を浴び、2点を失った。なおも、1死一、三塁でフィル・ネビン監督はテペラを投入したが、逆転の3ランを被弾。さらに、ヒメネスにもソロを浴びた。

 ここまで17登板で防御率1.35と安定した成績を残しているマット・ムーア投手は前日12日(同13日)の同カードで被弾。この日は温存した結果、守護神のカルロス・エステベス投手につなぐことができなかった。指揮官も「エステべスにつなぐまでにアウトを取れる男たちを見つけなくてはならない」と現状を明かした。

 ただ、一方で指揮官は「今季一番クリーンな試合だったと思う」とも語った。新戦力の台頭という“希望の光”も見い出したからだ。

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