平野の活躍は米メディアにも予想外 Dバックス地元局が「嬉しい驚き」

18試合連続無失点となる好救援を見せたダイヤモンドバックス・平野佳寿【写真:Getty Images】
18試合連続無失点となる好救援を見せたダイヤモンドバックス・平野佳寿【写真:Getty Images】

ブラッドリー、ボックスバーガーと“勝利の方程式”完成

 ダイヤモンドバックス平野佳寿投手が目覚ましい活躍を見せ、現地メディアからも注目度がにわかに高まり始めている。地元FM局「アリゾナ・スポーツ」電子版は「ヒラノが見せている素早い適応は、ダイヤモンドバックスにとって嬉しい驚き」との記事を掲載。トーリ・ロブロ監督も評価していることを伝えている。

 14日(日本時間15日)のメッツ戦でも1イニングをパーフェクトに封じた平野。これで18試合連続、15回2/3を無失点とし、快進撃を見せる平野のピッチングは、大谷や田中、ダルビッシュなどの日本人選手に集まっていた米メディアの目を、アリゾナに向けさせている。同局の記事によれば、ダイヤモンドバックスのロブロ監督は「(平野は)新しいコンセプトを取り入れ、新しいコーチ陣やその指導を信頼している。言葉の壁を乗り越え、この文化に適応しようとしている」と語っており、野球に取り組む姿勢に高い信頼を置いている。

 2000年にヤクルトでプレーした経験を持つロブロ監督も、平野がこれだけ短期間でMLBに馴染むとは思っていなかったようで、記事の中で指揮官は「他国からやって来たにもかかわらず、すっかり我々のチームの一員になっている。彼がここにやって来てから過ごした時間の中で、ここまでの事をやってのけるのは容易な事ではない」と適応能力の高さに感嘆している。

 記事では、平野の加入によって、ブラッドリー、ボックスバーガーとの“勝利の方程式”が完成したと指摘。ダイヤモンドバックスの救援防御率は2.51でメジャー30球団でトップ。平野の活躍も、ナ・リーグ西地区1位を走るチーム好調の原動力のひとつとなっているのは間違いないだろう。

(Full-Count編集部)

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