敵地に起きた“異変”は「大谷だからこそ」 珍現象に「敵味方関係なくなってる!」
二塁打ならサイクルの打席で単打…偉業を望んだファンから起きたブーイング
■エンゼルス 9ー5 オリオールズ(日本時間16日・ボルティモア)
エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地・オリオールズ戦で「3番・投手」で投打同時出場。投げては7回5失点で今季5勝目(1敗)、打っては9号3ラン含む4安打をマークした。二塁打なら自身2度目のサイクル安打だった9回の第6打席は左前打。敵ファンもサイクル安打の快挙を望んでいたようで、スタンドからブーイングが起きる異例の事態。「もう敵味方関係なくなってるし!」「敵地がブーイングなんて。大谷選手だからこそですよね」などとファンから声が上がった。
敵軍ファンも偉業の瞬間は見たい。そんな思いが現れた。二塁打ならサイクル安打達成の場面で大谷が放った左前打。オリオールズの本拠地「カムデンヤーズ」はブーイングに包まれた。
エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」が公式ツイッターに「ボルティモアのファンだって、サイクルヒットを見たいんだ」と記して動画を投稿すると、ファンは続々反応。「対戦相手の先発投手だとしてもサイクルヒットは見てみたいよねー」「人気者ですこと」「もうオリオールズのファンでさえ期待してたのに」「歴史的瞬間だもんね。そりゃ見たいよね」とコメントが並んだ。大谷の存在感や注目度が、敵味方の枠を超えていることを実感できるシーンだった。