スコアボードに刻まれた衝撃の「10X」 西武2軍、1イニング3発10安打で壮絶サヨナラ
0-7で迎えた9回裏、奇跡の攻撃が始まった
西武が16日に行われた2軍イースタン・リーグのヤクルト戦で、9回裏に10点を奪ってサヨナラ勝ちするという珍事が発生した。0-7で迎えた9回に、突如打線が爆発。この回3本塁打を放ち、最後はマーク・ペイトン外野手のサヨナラ3ランで試合を決めている。
先発した本田圭佑投手が3回4失点、2番手の黒田将矢投手も4回3失点と序盤に試合の主導権を握られて迎えた最後の攻撃、西武打線が突然火を噴いた。
先頭の渡部健人内野手が左翼へソロ本塁打すると、さらに連打で無死一、二塁から岸潤一郎外野手が左翼へ3ランし4点差に迫った。なおも3連打で1点を返し、無死一、二塁からドラ1ルーキーの蛭間拓哉外野手が送りバント成功。1死二、三塁から川越誠司外野手が左前に2点適時打し同点に追いついた。
打者一巡して再び渡部が二塁内野安打。ここでペイトンが右翼フェンスの向こうへサヨナラ3ランを放り込んだ。実に犠打をはさんで10連打。8回まで4安打無得点だったのがウソのような猛攻に、本塁付近で待ち構えたナインはペイトンに水をぶっかけるなどの大騒ぎだった。