大谷翔平、6回10Kで奪三振リーグトップ浮上 2失点好投で6勝目権利、防御率2.91
1点を追う6回に代打・サイスが逆転2点打、大谷は6勝目の権利を持って降板した
■エンゼルス ー マーリンズ(日本時間28日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地・マーリンズ戦に「3番・投手」で投打同時出場し、6回6安打2失点と好投を見せた。毎回10三振を奪い、今季6勝目の権利を手にした。シーズン90奪三振はブルージェイズのガウスマン(89奪三振)を抜いてリーグトップとなった。
勝負どころで踏ん張り切れなかった。1-1で迎えた5回2死三塁、ソレアへ四球を与えると、昨季のア・リーグ首位打者アラエスも2ストライクと追い込んでいた。しかし3球目のスプリットが落ち切らずに右前へ。勝ち越し適時打となった。
初回は先頭・デービスの投ゴロを一塁へ悪送球。同2死一、三塁から元DeNAグリエルの左前適時打で先取点を献上した。2回、4回と走者を背負ったものの無失点に。6回は3三振を奪い、3日(同4日)の敵地・カージナルス戦以来4試合ぶり今季4度目の2桁奪三振をマークした。クオリティスタートは2登板連続で今季7度目。防御率2.91となった。
自らのバットで援護できなかった。初回2死は左飛、3回1死一塁は二ゴロと凡退した。1点を追う5回1死一、二塁では二ゴロ併殺打に。一発が出れば逆転の大チャンスを生かすことができなかった。しかし、打線は奮起。1点を追う6回2死二、三塁で代打・サイスの右前2点打で逆転した。大谷は6勝目の権利を手にした。